VERYTAGE "GOODOLL"





VERYTAGE
"GOODOLL"

「完璧なTシャツを追求する」という揺るぎない信念から生まれた1着。
一見するとシンプルなポケットTシャツでありながら、その内部には創り手の深い探求心と妥協なきこだわりが凝縮されています。
使用している生地は14番単空紡糸で編み立てた丸胴の度詰め天竺で、
空紡糸特有のガサッとしたドライ感と独特の凸凹感、
そして度詰めによるハリのある風合いが特徴の中肉ボディを実現しました。










空紡糸とは空気の流れで撚りをかけるオープンエンド紡績機で作られる糸のことで、
適度な空気を含むことで生地に粗野で男性的な表情をもたらします。
この製法はアメリカの多くのTシャツで採用されており、
まさにヴィンテージらしい風合いの源泉といえるでしょう。








特筆すべきは各所に配されたヴィンテージミシンによる縫製技術です。
襟リブには1930年代のUNION SPECIALミシンを使用し、
強度を保ちながらもストレッチ性を確保するため3本針1本落としのステッチを採用しました。
下糸には伸縮性のあるシルク太番手糸を使用することで襟の伸びを防止し、
長期間の着用に耐える仕様となっています。






本体の縫製には1960年代のUNION SPECIALミシンで裾引きと天地縫いを施し、
両サイドの裾には1920年代のSINGERミシンで開けたランドリーホールを配置しました。
このディテールは元々海軍が洗濯物を干す際、風で飛ばされないよう結ぶために付けられていたもので、
機能的でありながら歴史的な意味を持つ特別なアクセントです。







また、パッケージにはQRコードを配し、縫製に使用された各年代のヴィンテージミシンの詳細情報をご覧いただけます。






このような見えない部分への配慮こそが、真のものづくりへの姿勢を物語っています。
あらかじめワンウォッシュ処理を施してあるため、
着込むほどに味わい深い風合いへと変化していきます。
見えない部分にまで宿るこだわりと、ヴィンテージTシャツへの深い探求心が結実した、
大人のワードローブに欠かせない究極の1枚です。



VERYTAGE
"GOODOLL"